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非破壊検査 Nondestructive Inspection

建築物、プラントのドクターとして培ってきた品質保証技術により、的確な検査データを提供します。非破壊検査全般及び、配管スケールチェッカー、熱交チューブの極値解析、水浸UT、スーパーブラスト等独自の特殊技術を駆使し、ストック型社会の実現に貢献します。

■表面きず検査
・磁粉探傷検査・浸透探傷検査・渦流探傷検査・目視検査

■内部きず検査
・放射線透過検査(CR)・超音波探傷検査(フェイズドアレイ)・超音波肉厚測定(肉厚評価)・水浸UT検査(IRIS)

■特殊検査
・熱交チューブ抜管検査(極値解析システム)・スケールチェッカー(配管内詰まり診断)・ハンドヘルド型ライブビデオX線イメージシステム(オープンビジョン)・交流磁気検査(MDK)・蛍光X線分析(材質判別)・渦流アレイ検査(ECA)

■その他
・X線CT検査・CCDカメラ調査・SDM目視検査業務・品質管理業務・重曹洗浄システム・循環洗浄システム・焼鈍工事

X線CT検査(マイクロフォーカス)

  • 最新の非破壊検査技術であるマイクロフォーカスX線CT装置により、鋳造品、アルミダイカスト、電池、CFRP、セラミックス、骨格標本など幅広い材料において、三次元測定を行います。

    【用途】
    ・内部欠陥検出、寸法測定、解析
    ・研究、設計支援
    ・不良品検査
    ・幾何学形状比較、リバースエンジニアリング

    【適用例】
    ・自動車部品:鋳造品、アルミダイカスト 等
    ・航空・宇宙機器:電池、ハニカム材、CFRP材 等
    ・電子部品:電子基板、半導体、ケーブル端子 等
    ・その他:セラミックス、木材、岩石、生物、骨格標本 等

ドローン点検サービス

  • 点検用途に応じたドローンをご用意します。また、点検後の検査計画から、目視検査業務、各種非破壊検査業務をご提案します。

    【ドローン点検導入メリット】
    ・安全性の向上:危険な場所、立ち入れない場所での点検が可能
    ・生産性の向上:目視点検の自動化による作業時間の削減
    ・コストの削減:高所点検での足場工事の削減

ハンドヘルド型ライブビデオX線イメージシステム(Open VisionCF)

  • 現場作業を考慮して設計された最新の非破壊検査装置で、バッテリー駆動のポータブル型ライブビデオX線システムです。保温材下腐食状況確認、配管の漏洩調査等、リアルタイムに動画・静止画にて確認が可能です。

    【適用例】
    ・CUI(保温材下腐食検査
    ・保温材配管の溶接位置確認
    ・保温材配管の内容物漏れ確認
    ・樹脂・ゴム製品等の内部確認
    ・包装品の内部確認 等

放射線透過検査(CRシステム)

  • 代表的な非破壊検査技術である放射線検査は、X線フィルムに替わる、イメージングプレート(IP)を使用したコンピューテッドラディオグラフィーシステム(CR)により、高精細、高画質のフルデジタルX線透視画像を提供します。

    【撮影事例】
    ・プラント設備などの機器・配管減肉及び割れ調査
    ・バルブなどの肉厚差の大きな対象物の撮影評価
    ・コンクリート構造物の配筋調査
    ・電子機器などの精密部品の製品検査
    ・樹木などの不朽診断
    ・遺跡・遺物などの内部確認

超音波探傷検査(フェイズドアレイ 超音波探傷)

  • 従来の超音波探傷機能に断面映像化機能を加えた、先進の非破壊検査技術を搭載した超音波探傷器により、高精度の探傷結果を提供します。

    【探傷事例】
    ・水素誘起割れセクター、リニアスキャン ・応力腐食割れ探傷
    ・ボルト内部の割れ検査 ・タンク底板などの面探傷画像解析
    ・厚板溶接部の内部欠陥調査 ・水素浸食検査
    ・FRPタンクの劣化調査 ・アンカーボルト埋設部の減肉調査

熱交換チューブ サンプリング検査

熱交換器にて設備の信頼性を維持し安全運転を図るために、熱交換器チューブの抜管検査を行います。このシステムでは、肉厚計測システムと極値解析システムを組み合わせて測定結果から、熱交換器チューブ全体の余寿命を推定します。

・測定場所に制限不要なコンパクト設計
・外形測定・内外面最小板厚測定結果をまとめて管理
・簡単操作・手動計測方式
・計測から解析までPC処理で即時プリントアウト

重曹洗浄工事

サンドブラスト工法等に代表される金属表面の剥離作業や、水を媒体とした超高圧洗浄に比べ、はるかに低圧な重曹(重炭酸ソーダ=NaHCO3)を媒体としたブラスト洗浄により、洗浄面を一切傷つける心配が無く、今までの作業における様々な問題をクリアします。

【探傷事例】
・IRIS検査等の熱交チューブの内部下地処理
・ボイラーチューブ外面のスケール除去
・ガラスライニング面の洗浄
・プレート熱交など薄板の洗浄
・エアフィンクーラー外面など、軟鋼の洗浄
・タービンブレード外面洗浄 など

※熱交チューブ内にスケール除去剤(ECO酸)を一定時間循環させることによって固着したスケールを溶解します。スーパーブラストと組み合わせることで従来では難しかったチューブ内に強固に固着したスケールも除去します。

塔内部状況確認(放射線透過線量測定)

  • 石油精製プラント・化学プラントを構成する機器について、運転中に内部状況を確認することは、機器の異常を把握し保全計画(清掃・補修)に役立てることや、適正な運転条件の把握による効率化などに役立ちます。

    ここでご紹介する当社独自開発の特殊非破壊検査技術である「放射線探査」は、運転中に機器の内部を放射線の減衰量と内部の構造から推察して、測定チャートから図面を作成します。一例としまして蒸留等に代表される棚段塔の探査結果をご覧ください。トレイ上およびダウンカマーの液レベルを探査することで異常を発見します。この他、「放射線探査」は、機器内部の内容物のレベル確認・スケール堆積および付着確認などが可能です。

交流磁気探傷検査(MDK:マグネティック ディテクター オブ カイ セイ)

特殊な非破壊技術であるMDKセンサーは、コイルで発生させた交流磁束が、試験体を透過して再びセンサーに戻ってくるため、渦電流試験法で見られるような磁束の減衰がなく、試験体の外部、内部情報を明らかにすることが可能です。

【探傷事例】
・試験体内外部のクラック確認
・金属疲労による金属組織変化
・保温材下の減肉確認
・金属の焼入れ状態確認
・メッキ剥離など不均一相の確認
・フレキシブル管内部の確認

水浸UT検査(IRIS検査)

当社独自の非破壊検査技術である、水浸UT(IRIS)検査の特徴

・目視による読取に加え、画像解析が可能(内面側対象)
・リアルタイム(チャート出力)+画像解析が可能
・探傷データをハードディスクに取込可能
・全探傷データの取込可能・従来機と比べ、格段の探傷スピード向上(30mm/sec)
・自動で0.6mmt、手動で0.3mmtまで検出可能
・データ採取から、報告書作成まで一連作業可能

配管内詰まり診断(スケールチェッカー)

  • 配管の目詰、スケールの堆積、赤錆の発生、並びにプラント機器の現状を把握することは、故障予知、保全計画並びに運転状態の改善に不可欠です。当社独自開発の特殊非破壊検査装置である、スケールチェッカーは、微量な放射性同位元素(法規制外)を用いて配管に付着した異物を計測、可見化します。

    ・保冷温材の上からでも測定可能
    ・水等の流体があっても測定可能
    ・現場でスケール付着状況をPCディスプレー表示
    ・400mmφの配管まで測定可能(本体の販売も承ります)

渦流アレイ検査

特殊な非破壊検査技術である渦流アレイは、複数のコイル(コイル数:32個、コイル径3㎜)により、検査する欠陥範囲に対しプローブ長全体において高い検出能が維持できるように配慮されています。
検査結果をわかりやすくカラーで表示し記録します。

【渦電流アレイ検査の利点】
・画像化により、広範囲の検査が短時間で可能
・渦電流検査なので、PT検査と同等な前処理は不要
・条件によって塗装上からの検査も可能
・禁薬品タンク(食料等)におけるPT検査の代替検査
・試験片を基準に、パレット色からの欠陥深さ相対評価も可能
・複雑構造部品の高速検査が可能
・組織劣化箇所のスクリーニング検査が可能