技術トピックス Technical Topics

CEEMS (Chugai Efficient and Effective Monitoring System)

CCSサイト向けCO2地上漏洩常時監視システム

  • 二酸化炭素分離回収・貯留技術(CCS)は、地球温暖化ガスである二酸化炭素の排出量削減に対する切り札の一つとされています。CCS事業の普及においては、住民の二酸化炭素漏洩・漏出に対する不安を払拭し、社会的受容性を得ることが大きな鍵となります。当社では、CCS貯留サイトにおける二酸化炭素の地上漏出を遠隔で常時監視可能なシステムを開発いたしました。
    本システムは、太陽光電池とデータ伝送ユニットを搭載したセンサ部と、短距離無線通信およびインターネットを利用した遠隔監視システムで構成され、広大な範囲の地上二酸化炭素濃度の遠隔常時監視が可能です。
    CCSの安全性を担保することで、社会的受容性を高め、CCS事業の普及促進を支援するシステムを目指しています。
    また、本システムは石炭火力発電における世界初の商業規模統合型CCS事業となるSaskPower社バウンダリーダム発電所(カナダ・サスカチュワン州)のBD3ICCSプロジェクトの二酸化炭素貯留サイトに設置され、2014年10月より同サイトでモニタリングを行っています。
    カナダ及びオーストラリアにて特許権を取得しております(カナダ特許第2902689号、オーストラリア特許第2014383919号)。

音響カメラによる音源調査

  • 騒音や異音の対策において、音源の特定は非常に重要です。しかし、一般的な騒音計による測定では、音源の詳細な位置を特定することはできません。
    音響カメラは、カメラと多数の指向性マイクを組み合わせることにより、「音」を「見える化」することのできる装置です。
    目に見えない「音」を「見える化」することで、環境や機械の音の発生源を特定し、効果的な対策をご提示します。

    ■用途
    ・環境騒音対策
     自動、電車、飛行機、工場など
    ・品質管理
     風車ブレード、車のエンジンなど
    ・技術開発
     輸送機器、機械装置の低騒音化など

Radiation Scan

  • 石油精製プラント・化学プラントを構成する機器について、運転中に内部状況を確認することは、機器の異常を把握し保全計画(清掃・補修)に役立てることや、適正な運転条件の把握による効率化などに役立ちます。
    ここでご紹介する「放射線探査」は運転中に機器の内部を、放射線の減衰量と内部の構造から推察して、測定チャートから図面を作成します。一例としまして蒸留等に代表される棚段塔の探査結果をご覧ください。トレイ上およびダウンカマーの液レベルを探査することで異常を発見します。この他、「放射線探査」は、機器内部の内容物のレベル確認・スケール堆積および付着確認などが可能です。