当社が、基本・実施設計、生活環境影響評価、工事監理並びにガスモニタリングシステムの導入を手掛けた「稚内市一般廃棄物最終処分場」が2020年11月30日に完成し、同年12月1日から運用開始されました。
本処分場は、稚内市で3例目として発注されたPFI事業であり、当社としてはSPC(特別目的会社)の一員として参画した初めての事業となりました。
本施設は、屋根付きタイプの処分場であり、全国でも事例の少ない自走式の覆蓋施設が導入されています。
ごみの飛散や鳥獣対策が施されており、覆蓋施設が移動し埋め立てられた廃棄物を雨水で洗い出すことでごみの安定化を促進する対策も講じられています。
本処分場の埋立計画年数は10年間です。当社はSPCの一員として、引続き処分場の運用に伴う地下水や排水等の水質調査を担当します。
水質調査を通じて、「稚内市一般廃棄物最終処分場」の適正管理に貢献してまいります。
【基本情報】
所在地 | 北海道稚内市新光町1789番地 |
処分場名称 | 稚内市一般廃棄物最終処分場 |
処分場形式 | クローズド型廃棄物最終処分場 |
埋立容量 | 約140,000㎥ |
貯留構造物 | 延長:208m、幅:67m、最大深さ:14m |
漏水対策 | 二重遮水構造、漏水検知システム |
浸出水処理方法 | 凝集沈殿法と接触曝気法の併用 |
埋立開始時期 | 2020年12月1日 |
埋立計画年数 | 10年間 |
運営事業者 | 稚内環境テクノロジー株式会社 |
SPC構成企業 | 五洋建設株式会社、株式会社協和エクシオ、藤建設株式会社、 株式会社ホクスイ設計コンサル、中外テクノス株式会社 |
当社担当業務 | 処分場基本設計、生活環境影響評価、処分場本体実施設計、 工事監理、ガスモニタリングシステム設計・施工、 処分場運用に伴う水質調査(地下水・排水等) |