当社は、市販データベースに登録されていた943物質に、176物質を追加登録し、1,119物質の同定・半定量分析を一度に行えるようになりました。
また、2024年9月27日に横浜で開催された一般社団法人日本環境測定分析協会主催の「環境セミナー・経営セミナー全国大会」にて、当社本部環境技術センター分析技術室分析開発グループの山田社員が「AIQS-GC による河川水中のターゲットスクリーニング分析」の研究結果を発表し、「優秀賞」を受賞しました。


AIQS-GC TARGET SCREENING ANALYSIS
AIQS-GCとは、水質試料中の化学物質のスクリーニング分析を目的に、環境省「AIQS-GCによるスクリーニング分析法暫定マニュアル」準拠のガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)を用いた自動同定・定量データベースシステムを指します。
あらかじめ作成しておいた検量線データベースを使用して、物質の同定と半定量を行います。多数の未知物質の同定ができるため、例えば環境に影響を与える未知の有害物質をいち早く発見したり、水環境における生物のへい死の原因を迅速に究明したりすることが可能です。なお、AIQS-GCのデータベースには、必要に応じて物質を追加することができます。
当社は、市販データベースに登録されていた943物質に、176物質を追加登録し、1,119物質の同定・半定量分析を一度に行えるようになりました。
また、2024年9月27日に横浜で開催された一般社団法人日本環境測定分析協会主催の「環境セミナー・経営セミナー全国大会」にて、当社本部環境技術センター分析技術室分析開発グループの山田社員が「AIQS-GC による河川水中のターゲットスクリーニング分析」の研究結果を発表し、「優秀賞」を受賞しました。
他にも多くの実績や成果を持つ当社のAIQS-GCターゲットスクリーニング分析の特長や用途などを下記で紹介します。
特長 01 迅速性
膨大なデータベースにより分析を効率化。従来の方法に比べ、分析時間の大幅短縮を実現しています。
特長 02 網羅性
データベース登録化合物を網羅的に検出できます。データベースには随時項目追加が可能です。
特長 03 経済性
物質ごとの標準試料・検量線作成が不要。低コスト・省力・省資源を実現した分析方法です。
産業副生性物質の分析
排水処理水の管理
災害後の有害物質の網羅的調査
環境中の異常現象の原因調査
測定開始から終了まで、分析時間は約45分*で対応可能です。*前処理・解析の所要時間は試料により異なります
水質試料を入庫いただき、固相抽出や溶媒抽出します。濃縮・定容し、GC-MSを用いた測定・解析を行います。
STEP 02
詳細確認・見積り提出
当社営業担当者が、お問い合せ内容に基づくご依頼の詳細を確認した後に、見積りを提出します。
STEP 03
試料送付またはサンプリング
ご契約締結後に試料を受け付けます。
お客様がご自身でサンプリングを行う場合は、当社から「分析依頼書」とともに所定の容器を送付します。「分析依頼書」に必要事項をご記入のうえ、試料とともに所定のラボにお送りください。
なお、当社でサンプリングを行う場合は、実施日程などを調整します。
STEP 04
分析の実施
ご依頼内容に基づき、分析を実施します。
STEP 05
ご報告・納品
ラボにて試料を分析した後、報告書をEメールで送付します。
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