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配管閉塞診断装置
 スケールチェッカー

SCALE CHECKER

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配管閉塞診断装置「スケールチェッカー」とは

配管閉塞診断装置「スケールチェッカー」は、微量の放射線を用いて配管内部の状態を非破壊で検査できる装置です。
放射線には物体を透過する性質があり、照射された放射線は物体の質量や厚さに応じて減弱します。スケール(付着物)などが配管内部に存在すると、放射線の透過量は減少します。この原理を応用し、配管内部の状態を可視化します。

スケールチェッカーの原理

【特徴】

・ 専門知識は不要

放射線透過試験の専門知識がなくても、配管サイズや材質、比重差などの簡単な条件を入力するだけで検査が可能です。

※放射性物質を使用するため、購入・廃棄時には原子力規制委員会への届け出が必要です。

・ 直感的な操作性

操作はタブレット上で行い、誰でも簡単に使用できます。

・ コードレス・軽量化で操作性向上

データ処理とアクチュエータ制御をマイコンで一体化。
Wi-Fi通信により、ケーブルレスで操作性が向上しました。
設置も簡単で、現場での作業が大幅に効率化されました。

スケールチェッカー

配管閉塞に関するさまざまな課題を解決

・ 生産ラインを止められない

配管外側から透過線量を測定するため、配管を開放する必要がありません。保温材の上からでも対応可能。工場稼働中、流体が流れていても検査が可能です。

・ 狭い場所、入り組んだ配管でも対応

コードレス・軽量設計により、狭所でも取り回しが容易です。設置が困難な場合は「インナーチェッカーモード」での測定も可能です。

作業員イラスト

装置構成

スケールチェッカーの装置構成説明
  • 1軸モーター
    配管に固定し、一定速度で断面方向をスキャンします。
  • 制御ボックス/バッテリー
    データ処理と制御を一体化。タブレットとのWi-Fi通信でコードレス操作が可能です。
  • 放射線源とシンチレーター(検出部)
    配管を挟み込む形で対向配置し、透過線量を正確に測定します。
  • 配管固定用バンド穴
    装置をバンドで確実に配管に固定できます。
  • 走査治具
    「インナーチェッカーモード」で使用。配管内をスムーズに走査できます。

モード機能紹介

・ スケールチェッカーモード

配管断面方向を自動スキャンし、閉塞率を数値化。疑似的な断面画像を生成します。
→ どこにスケールが付着しているか一目瞭然!

スケールチェッカーモード画面

・ インナーチェッカーモード

配管の長手方向を走査し、閉塞部を連続的に検出可能。アクチュエータは不要。
→ スピーディな点検に最適です。

インナーチェッカーモード画面

・ リアルタイム状態監視システム

通信機器を使って現場に常設し、重要設備の状態監視やバルブ開閉の動作確認が可能。放射線源は遮蔽BOX内に設置・施錠するため、安全性も確保されます。

安全性について

自然放射線の年間被ばく量は約2.1mSvとされていますが、本装置を使用しても、8時間/日・年間200日間の作業で0.782mSvと、法定基準を大きく下回ります。

  • 作業資格不要
  • 管理区域の設定不要
  • 労働基準局への申請不要

※ただし、放射性物質を使用するため、購入・廃棄時には原子力規制委員会への届け出が必要です。

仕様

  • 対象配管サイズ:50A~200A(400A迄測定可能の仕様もあり)
  • 対応材質:鋼管、塩ビ管など多様な材質に対応
  • 測定条件:スケールの比重と内部流体の比重差が0.3以上
    (内部流体が無い場合は、比重0.3以上のスケールを測定可能)
  • 本体重量(スケールチェッカーモード・制御部含む・タブレット除く): 約6kg
  • 本体サイズ:W530×D217×H630(mm)

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  • 「配管の中がどうなっているか、確認できない」
  • 「ラインを止めずに点検したい」
  • 「狭い場所での検査が面倒」

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